
近年、20代や30代でのaga(薄毛)が増加していると言われています。薄毛の苦しみは大変なもので、毛の一本一本が細くなって頭皮が薄く見えてしまうのは辛いものだと聞きます。実は薄毛には食生活が大きく関わっています。
遺伝で薄毛になりやすい体質の方はいますが、食事での栄養を見直せば毛を太くしたり薄毛を目立たなくするなどの対策ができるんです。薄毛対抗するための食事を一緒に見ていきましょう。
agaとは?

agaとは男性型脱毛症とも言われる、主に成人以降の男性が発症する薄毛のことです。顔や髪は常に外に晒していますし、人が他人を見る時に真っ先に目がいくのは顔なので、自分も他人も髪がどうしても気になってしまいがちです。
中途半端に生えているのが嫌だから全て剃るという潔い人もいますが、寒い時期が大変ですし髪のオシャレに興味がある人には酷なことです。agaは遺伝が原因と思われがちですが、それだけが原因ではありません。また、遺伝なので治そうとするのは無駄な努力と考える方もいますが、食習慣を見直すことで改善していくことができます。
agaは病気の一つで、しっかり対策をすれば予防や軽減できるんです。agaの原因や有効な栄養素などをしっかり把握して、agaを克服していきましょう。
agaになる原因
人は両親からさまざまな物を遺伝で受け継ぎます。体のパーツの造形、体毛や体臭の濃さ、性格、身長、特定の病気のなりやすさなどさまざまです。その中にはagaも含まれています。遺伝はagaで薄毛になる原因の一つですが、髪が薄くなるのにははっきりとしたメカニズムがあります。
実はagaには男性ホルモンが深く関わっているんです。男性ホルモンは身長を伸ばす、骨格を大きくする、筋肉の発達を促す、意志を強くして何かをやり遂げるのを助ける、そして髪を濃くして成長させるといった、男性にとってとてもありがたい効果があります。
しかし、男性ホルモンは年を取ると減少していき、遺伝で少ないことや男性ホルモンが減少するのが早い場合もあります。また、男性ホルモンは別の成分と結びついて毛髪の成長を妨げる成分に変質するという特性もあります。
頭皮に集中しやすいこの成分が薄毛の原因で、髪が薄くなる、髪が成長する前にすぐ抜けるようになるといった薄毛の症状が出ます。年齢を重ねると薄毛が目立つようになるのは男性ホルモンが減少して、この薄毛になる成分が目立ってくるためです。
食生活や生活習慣も男性ホルモンに深く関わってきます。20代や30代の割と早い段階でも薄毛になる方がいますが、食習慣や生活のリズムが乱れているという場合が多いです。年齢と共に減少していく男性ホルモンを食事で補わないと薄毛の原因になりますし、睡眠を取らないなどの生活を続けているとこれも薄毛の原因になります。
ほとんど寝ない生活を2日、3日と続けると男性ホルモンの分泌がストップすると言われています。体が成長しきっていない時期ならば筋肉、身長、骨格といった部分に影響しますし、成長しきった後では髪に悪影響が出ます。
遺伝でagaになりやすい体質の方でも、髪にいい食事をして睡眠を取るようにすれば、薄毛になる時期を遅らせたり、薄毛を食い止めることができます。
食生活を見直せばagaは改善できる
食事で栄養を摂るのは本当に大切です。食生活が偏っていると早い段階で薄毛になってしまうだけでなく、色々な病気になる危険があります。コンビニ弁当やカップ麺などは安いですし調理の手間が無くて楽ですが、健康や髪にとってはかなりの悪影響があるんです。
また、頭皮が油っぽいと毛根に十分な栄養が送られないとも言われています。薄毛になる直接の原因ではありませんが、油が多く使われている揚げ物の惣菜などは控えるとより安心です。調理をする時間が取れない、栄養を考えて食べ物を買うのが面倒くさいという場合には栄養食品やサプリメントなどが有効になります。
aga治療に有効な栄養素
薄毛になる時期を遅くする、くい止めるための栄養素にはいくつかあります。細胞や髪を作る手助けをするアミノ酸とタンパク質、体の機能を維持して髪が生える機能も正常に保つミネラル、栄養の吸収を助けるビタミン類が主になります。
全て重要な栄養素ですが、ミネラルの一つである亜鉛は特に重要になります。亜鉛には男性ホルモンを分泌させる力があり、男らしさ、逞しさを維持するためには欠かせません。年齢と共に減少する男性ホルモンが増やせるので髪の成長にも非常に重要ですし、筋肉を付けたい、夜の生活で強くなりたいといった、強い男になるための願いをサポートしてくれるのが亜鉛です。
また、多くの栄養素はある程度は体内で作られますが、亜鉛は作ることができないので不足しやすいという特徴があります。亜鉛はほとんどの臓器に入り込んでいて、脳にも影響がある栄養素です。不足すると下痢気味になる、意志が非常に弱くなって意識が散漫になる、物忘れの症状が出て単語や言葉が出てこないなど非常に多くの症状が表れます。
薄毛にならない以外にも健康面、男らしさを発揮するために重要な栄養素なので、積極的に摂っていきましょう。
アミノ酸、タンパク質が摂れる食べ物
牛肉、納豆、卵などは細胞を作るアミノ酸、タンパク質が多く含まれています。牛肉はタンパク質が非常に豊富ですし、納豆や卵はタンパク質以外にも多くの栄養素が含まれていて、健康になるためにとてもいい食べ物となっています。
ミネラルが摂れる食べ物

亜鉛や鉄など、髪の成長に深く関わるミネラルは多くの食材に含まれていますが、多く摂れるのは牡蠣、イワシ、昆布などの海藻となっています。特に牡蠣はミネラルが非常に豊富なので、好みに応じて生やフライなどで食べるようにすると髪と健康にいいです。
ビタミンが摂れる食べ物
他の栄養素の吸収を助けるだけでなく、体の調子を整える効果があるビタミンも重要な栄養素です。多く含まれているのはレバー、ナッツ類、青魚などです。レバーは多くのビタミンが一度に取れるので優秀な食材となっています。
ビタミンは他にも多くの食品に含まれているので、野菜などを積極的に食べるようにすると安心です。
食事やサプリメントの注意点
栄養は足りなくなっても困りますが、摂りすぎても体に悪影響があります。同じものばかり食べずにメニューのバリエーションを増やすと、色々な栄養が適度に取れるのでおすすめです。サプリメントを飲む場合は食事に比べると栄養の吸収率が悪いと言われていますが、継続して飲む、水や白湯で飲む、1日分を数回に分けて飲むなどの工夫で吸収を良くすることができます。
また、副作用がないのがサプリメントのいいところですが、すぐには効果が出ないという特徴があります。3か月ほど飲んだら効果が実感できたという声も多いので、止めずに飲み続けることが大切です。